遊具診断 福井中央
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[2009.10〜2009.12] [2010.1〜2010.6]

■1.6ヘクタール防災公園 大田原に(読売新聞)new


大田原市の中心市街地に防災機能を持つ約1・6ヘクタールの多目的公園が2012年春オープンする。ふだんは公園として利用するが、災害時には約2000人分の一時避難場所、備蓄基地となる。同市をはじめ県内各市町では、災害時用食糧等の備蓄倉庫などを整備しているが、防災目的を兼ねた公園を整備するのは県内で初のケースとなる。
公園予定地は、同市中央2丁目にあった日本たばこ産業の旧大田原営業所跡地1万6438平方メートル(約5000坪)。同市が今年3月、5億7138万円で売買契約を結んだ。周辺は市中心市街地で住宅が密集しているが、災害時の一時避難場所は近くになく、約1キロ離れた同市体育館や大田原小を一時避難場所に設定、備蓄倉庫はない。このため同市は、同跡地を防災機能を持つ多目的公園として整備することにした。
計画では公園には遊具広場、防災関連施設、イベント広場、憩いの広場、多目的広場の五つのゾーンに区分。非常時に防災施設にも転用が可能な設計が特徴で、例えば遊具広場のコンビネーション遊具はテントに、防災関連施設に作るあずま屋は災害時にはテントをかぶせて避難場所にし、ベンチはかまどとして使用する。
イベント広場に設置する循環型の噴水は、井戸水を利用、断水時にも対応できる。憩いの広場はイベント時や非常時に臨時駐車場にする。多目的芝生広場の地下には、防火水槽、雨水排水施設、非常用マンホールトイレを設置。公園2か所に非常食や毛布など備蓄倉庫付きトイレを設置する。 公園周囲は1周500メートルの散策路とし、高低差のある芝生の土手を設け、燃えにくいモチノキやコナラ、クチナシなど防火樹を、中央にはシンボルツリーを植栽する予定だ。 同市建設部では今月中に実施設計を終え、事業費約3億1380万円で年度内に発注し、来年度中の完成を目指す。また、中心市街地活性化策として、公園の一部をバスターミナルとしての活用も考えている。
千葉県市川市では今年4月、2か所目の防災公園が完成。広さは大田原市の約2・3倍の3・7ヘクタール。8月下旬には別の防災公園で、市民参加による首都直下型地震に備えた防災訓練を実施した。大田原市総務部でも「完成後は、市民参加による防災訓練なども検討したい」と話している。

(2010年12月15日 読売新聞)



■万人にやさしい公園へ 二宮町 吾妻山公園バリアフリー化整備(タウンニュース)new


憩いの場所として親しまれている二宮町の吾妻山公園。現在同公園の再整備計画が進められている中、先行してトイレのバリアフリー化工事がおこなわれている。
年末から年明けにかけて、山頂に咲く菜の花を目当てに多くの観光客で賑わいを見せる吾妻山。菜の花シーズン以外でも、散策などで年間約30万人が訪れている。しかし、散策路などが整備されているとはいえ、急な階段や勾配の激しい坂道を登らなくてはいけないため、高齢者や足の不自由な人たちにとっては難しい。また、フェンスやベンチ、施設などの老朽化も進んでいることから町は再整備をすることにした。 先行して工事が始まったのはトイレのバリアフリー化。計画では、土壌浸潤方式の環境対応型のトイレを新設する。また、休憩ピクニック広場に建替えるトイレは自己完結方式の環境対応型トイレを計画しており、今年度中の完成を予定している。そのほか、管理棟はバリアフリーの観点から場所を移し再整備や身障者に対するサービスとして、管理棟脇に許可制の駐車場を設置し中里口から管理棟まで許可車両による移動を可能にする。また、劣化した舗装やフェンスほかの再整備、高齢者や身障者等の通行に向けた歩きやすい園路の新設、安全に配慮した遊具の設置などが計画されている。
現在は基本計画を元に詳細を詰めており、今年度中に実施計画がまとまる予定だ。完成は平成25年度を予定している。町では、「より多くの方が安全に安心して楽しめる公園にするため再整備を計画しました。ご理解、ご協力をお願いします」と話している。

(2010年12月10日 タウンニュース)



▼全国の遊園地で落下物調査…コースター事故受け(読売新聞)new


遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」(東京都文京区)のジェットコースターで5日、ボルトが落ちて下にいた女児がけがをした事故を受け、国土交通省は8日、全国の遊園地が落下物への安全対策を講じているかどうかを確認するよう、所管する自治体に調査を求めた。
同省によると、全国では約300の遊園地がジェットコースターを設置しているが、部品の落下は想定されていないため、防護ネットなどの設置は義務付けられていない。しかし、同省は安全のために多重的な対策を取る必要があるとして、落下物対策を取っていない遊園地には今後、改善指導を行うという。 同省はまた、遊園地を運営する東京ドームに対し、再発防止策を提出するよう指示した。同社は事故後、ジェットコースターの運行を休止している。

(2010年12月9日 読売新聞)



▼コースターからボルト落下、女児けが 東京ドームシティ(asahi.com)new


5日午後0時35分ごろ、東京都文京区後楽1丁目の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で、「遊具からボルトが落下した」と来場者から110番通報があった。警視庁富坂署によると、走行中のジェットコースターの金属部品が落下して地上で跳ね返り、近くにいた都内の小学3年の女児(9)の右脇腹に当たった。女児は軽い打撲。同署は事故原因を調べている。
同署によると、事故が起きたのは人気アトラクション「サンダードルフィン」。同日午後0時20分ごろ、車両が安定して走行するように取り付けている装置を固定するボルトが突然折れ、約13メートル下の地面に落下した。折れたボルトは長さ約26センチ、重さ約200グラムあったという。 ジェットコースターは24人乗り。事故当時、ほぼ満席だったが走行に影響はなく、乗客にけがはなかった。女児はレールの真下にある飲食店などが並ぶエリアを、家族と一緒に歩いていたという。 同園によると、遊具は一日2回点検しており、この日も午前8〜10時ごろに車両やレールを点検したが異常はなかったという。今年1〜2月には車両の部品をすべて分解して整備していた。
同園は事故直後からサンダードルフィンの運行を休止した。再開の時期は未定という。このアトラクションは2003年5月に営業を開始したといい、08年4月には車両前部のカバーを取り付けているボルトが落下する事故があった。この時もボルトが来場者の男性に当たったが、けがはなかったという。

(2010年12月5日 asahi.com)



▼落下防止具が破損 / 突風でゴンドラ加速、衝突か(読売新聞)new


射水市の富山新港に建設中の新湊大橋(全長約600メートル)で3日、工事用ゴンドラが40メートル落下し、乗っていた作業員の男性2人が死亡した事故で、ゴンドラを支えるレールの端に付けられた鋼鉄製の落下防止具が破損していたことが4日、県警などによる実況見分でわかった。突風にあおられたゴンドラが激しくぶつかり破壊したとみられる。県警などはゴンドラが動いたメカニズムを解明する。
ゴンドラは、幅約18メートル、高さ約9メートル、奥行き約6メートル、重さは約13トンで、橋の下側にあるレールに滑車でぶら下がり、モーターで東西方向に移動する。
工事関係者によると、レールの端には滑車とゴンドラをつなぐ支柱を受け止める落下防止具と、二重の滑車止めが施してあった。だが、4日の実況見分では、支柱を受け止める落下防止具が地上に落ちているのが見つかり、車輪を止める滑車止めは曲がっているのが確認された。
一方、高岡労働基準監督署によると、橋の上で2人とともに作業していた男性の話から、作業は落下場所から約75メートル西側で行われていたことも判明した。男性は実況見分の際に「異常な速度で動いていた」と話したといい、ゴンドラは通常の分速数メートルを大幅に上回る速さでレールに沿って東側に滑ったとみられている。 事故が発生した3日午後1時50分頃には、現場に取り付けられた風速計は最大瞬間風速30メートル以上を記録。橋が中央部分から東西に向かって下り傾斜になっていることに加え、予想を超える突風が吹いたことで、ゴンドラが加速した可能性が高いという。
捜査関係者によると、ゴンドラのモーターは、スイッチを切っていればブレーキの役割も果たすため、専用のブレーキ装置はついていない。ゴンドラ内で操作する仕組みのため、県警などは、事故当時の機械の状態を調べる。 4日の実況見分は、県警や高岡労働基準監督署の職員約35人が、午前9時半頃から4時間にわたり実施。落下の危険があるパイプなどを取り除き、地面にたたきつけられたゴンドラやレールの部分などを調べたほか、施工業者から話を聞くなどした。

(2010年12月5日 読売新聞)



▼学校遊具事故 ブランコが最多(NHKニュース)new


子どもが学校の遊具でけがをした事故を研究機関が分析したところ、ブランコで遊んでいて事故に遭うケースが最も多いことが分かり、専門家は対策の必要性を訴えています。
分析は、東京・江東区の産業技術総合研究所の西田佳史さんらのグループが行いました。西田さんらは、文部科学省の関連団体の「日本スポーツ振興センター」が集めた、平成19年に全国の学校で起きた遊具の事故およそ1万8千件を分析しました。
それによりますと、最も事故が多かったのはブランコでおよそ4400件、次いで長いはしごの「うんてい」がおよそ3400件、滑り台がおよそ3200件となっています。ブランコの事故を詳しく見ると、骨折がおよそ1000件あって、中でもブランコのチェーンの隙間に指を挟んで骨折する事故が多いことがわかりました。こうした事故は、チェーンをゴムで覆うなどの簡単な方法で防ぐことができますが、学校現場に危険性が十分に周知されていないということで、分析した西田さんは「学校以外に公園などでも危険性を認識して、対策を進める必要性がある」と話しています。


(2010年12月5日 NHKニュース)



▼骨折:女児が岩倉峡公園の遊具不備で伊賀市が示談12万円支払う/三重(毎日jp)new


伊賀市西高倉の岩倉峡公園で5月、老朽化した遊具で遊んでいた女児(8)が転落して右手を骨折する重傷を負い、市が家族に約12万円を支払って示談していたことが分かった。市は近く、遊具を更新するとしている。
市都市計画課によると、事故は5月3日午後1時半ごろ。大津市から家族と訪れていた女児が「うんてい」(高さ2・5〜1・8メートル、長さ6・7メートル)にぶら下がったところ、固定されているはずの握り棒が回転。はずみで女児は右手をついて転落、手首を複雑骨折し全治約4カ月の重傷を負った。遊具は使用禁止になっている。 市は9月24日に家族側と示談。治療費などとして約12万円を支払った。
同課によると、遊具は92年に設置。耐用年数の目安は10年だが、昨年12月の定期点検では異状はなく、使用を継続。今年度以降、園内の遊具12基を2年かけて更新する予定だった。同課は「修繕や更新を進めたい」としている。

(2010年12月4日 毎日jp)



■「エア遊具」事故防止、国が初の使用指針策定へ(読売新聞)new


空気を入れて膨らませ、子供が跳びはねるなどして遊ぶ「エア遊具」の事故が全国で相次いでいることを受け、消費者庁は近く事故情報の収集に乗りだし、使用指針を策定する方針を決めた。
エア遊具は、既存の法律の枠組みに当てはまらない、いわゆる「すき間事案」で、国による実態把握も行われてこなかった。このため、同庁が消費者安全法に基づき、対策を進めることにした。すき間事案について同法による対応が行われるのは初めて。
メーカーなど20社で作る「日本エア遊具安全普及協会」(東京)によると、エア遊具は、テント用の幕の中に空気を吹き込み、滑り台やトランポリン、ドームなどに成形したもの。欧米で開発され、空気を抜いて移動できる手軽さから、十数年前から公園や商業施設などで広く使われるようになった。ただ、金具やおもりで地面に固定していないと、風の影響で横転しやすい。エア遊具の利用者の子供がけがをする事故は、読売新聞の調べでは2000年以降、少なくとも8件起きている。 先月23日には、滋賀県高島市の市立公園で開催されたイベントで、遊具が突風で横倒しになり、滑り落ちた子供3人が顔や胸を打つなどのけがをした。このほか、08年7月には愛知県蒲郡市で、09年2月には宮城県川崎町でも、子供が骨折するなどしている。

(2010年12月3日 読売新聞)



▼ゴール転倒 学校で10人死亡(NHKニュース)new


全国の小中学校や高校にあるサッカーやハンドボールなどのゴールが倒れて、子どもが重傷を負う事故が、平成に入って20年間で少なくとも39件起きて、10人の子どもが死亡していたことが分かりました。専門家は「学校で起きた事故の情報を分析し、再発を防ぐ仕組みを国などが作るべきだ」と指摘しています。
これは、文部科学省の関連団体の独立行政法人、日本スポーツ振興センターに届けられた、学校で起きた事故の報告について、平成元年から20年までの内容を、NHKが分析してまとめたものです。それによりますと、全国の小中学校や高校にある、サッカーやハンドボール、バスケットボールのゴールが倒れて、10人が死亡し、29人が体の機能に障害が残る大けがをしました。原因は、子どもがゴールにぶら下がったため倒れたものが27件、突風で倒れたものが5件で、いずれもゴールをしっかり固定していなかったことが原因とみられています。
学校で起きた事故は、日本スポーツ振興センターが情報を毎年冊子にまとめていますが、事故の詳しい状況が記されていないうえ、学校現場にはほとんど配られていないため、事故の情報が有効に活用されていないのが現状です。これについて、子どもの傷害予防について長年研究している山中龍宏医師は「過去に起きた事故の情報を分析して、多くの学校現場で共有し、再発防止に生かす仕組みを、国などが作るべきだ」と話しています。

(2010年12月2日 NHKニュース)



▼公園浄化槽に転落、重傷 中央市の男性 ふた劣化、市が示談金(山梨日日新聞)


中央市が管理している都市公園で3月、40代の男性が公園内のトイレの浄化槽のマンホールのふたを踏んだところ割れ、浄化槽内に転落して尾骨を折る大けがをしていたことが、29日分かった。
調査の結果、マンホールのふたが劣化していたことが原因の可能性があり、市は男性に治療費など約27万円を支払うことで示談が成立した。
市管財課によると、男性が公園内を歩行中、直径約50センチの円形のマンホールのふたを踏んだ。ふたが割れ、男性は深さ約1・3メートルの浄化槽に転落した。 ふたは樹脂製で、設置から15年ほどが経過。市は年1回点検をしていたが、これまで異常はなかった。事故後の調査で、ふたの劣化が割れた原因の可能性として指摘された。 市内の都市公園の多くは下水道に接続、浄化槽はない。事故があった公園でも、事故前からトイレと下水道をつなぐ工事が予定されていた。下水道に接続後、浄化槽は撤去し、マンホールの部分はなく、舗装したという。 市は男性に対し、治療費や慰謝料などとして約27万円を支払うことにした。同課は「点検に行き届かない部分があったかもしれない。浄化槽がある公園については今後このようなことが起こらないようにしていく」としている。

(2010年11月30日 山梨日日新聞)



▼東京ドームの人気遊具で指3本切断…点検の女性(読売新聞)


29日午前9時10分頃、東京都文京区後楽の遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」で、人気遊具「タワーハッカー」のモーター部分を点検していた委託業者の女性従業員(26)が誤って右手の指を挟まれた。
女性は病院に搬送されたが指3本を切断する重傷。警視庁富坂署で原因を調べている。 当時は開園前で、客はいなかったという。タワーハッカーは乗客を乗せて地上80メートルから垂直に落下する遊具。

(2010年11月29日 読売新聞)



▼高島で遊具転倒 子ども3人けが(読売新聞)


23日午後0時15分ごろ、高島市今津町日置前の今津総合運動公園内で開かれていた「2010たかしま産業フェア&そばフェスタ」で、空気で膨らませたビニール製遊具(縦8メートル、横8メートル)が強風で倒れ、中で遊んでいた3歳男児、4歳男児、9歳女児の3人が頭や腹などを打撲した。
高島署によると、遊具は高さ50センチほどの床部分がトランポリンで、床上50センチにビニール製の柵もあった。当時、遊具の中には子ども15人がおり、遊具が風にあおられて床が浮かび、横転。その際、機械で送られていた空気が部分的に抜け、しぼんだ床に子どもたちが落ちて、将棋倒しになったという。 彦根地方気象台によると、当時、今津地域で北北西の風4・4メートルを観測。琵琶湖に「強風注意報」を出していた。気象台は「局地的に強い風が吹いたのではないか」と分析している。 イベント事務局の市商工会によると、遊具付近には職員3人がいたが、転倒防止の重しなど対策を取っていなかった。

(2010年11月24日 読売新聞)



▼公園の時計落下 ねじ使わず固定(中日新聞)


横浜市は22日、瀬谷区相沢の「相沢四丁目公園」の園内灯(高さ約5メートル)の約4メートル部分にあった時計(直径50センチ、重さ約4キロ)が落下したと発表した。けが人はなかった。
市によると、公園の利用者が15日夕に時計が落ちているのを見つけた。時計は本来、ねじと溶接で園内灯の支柱に取り付けた金属製のバンドに固定しなければならないが、施工業者が溶接だけで固定していたという。 この時計は今年3月に設置されたもので、市は2008〜09年度に取り付けた時計105個の緊急点検を行っている。半分ほどの点検を終え、今のところ、ねじのないものは見つかっていないという。

(2010年11月23日 中日新聞)



▼ブランコ事故で長久手町職員ら書類送検へ(中日新聞)


愛知県長久手町の岩作(やざこ)児童遊園で昨年6月、ブランコのロープが外れ当時小学2年生の女子児童がけがをした事故で、県警捜査一課と愛知署は近く、業務上過失傷害の疑いで、遊具管理を担当していた町係長級の男性職員(38)とブランコ製造会社「コトブキ」(本社・東京都)の社員を書類送検する。捜査関係者が明らかにした。 捜査関係者への取材では、社員は不具合が判明していたブランコの改修を怠り、男性職員は不具合の連絡を住民らから受けながらも使用禁止などの安全措置を取らず、女子児童にけがをさせた疑いが持たれている。 捜査関係者によると、岩作児童遊園のブランコの同型で事故前に不具合が発覚し、全国に設置された十数基を対象に同社は改修を進めていた。社員は改修業務の責任者だったが、同児童遊園を含む数基が改修漏れだった。 一方、長久手町には当時、地元の住民や小学校から「ブランコのボルトが外れている」などと連絡が寄せられていた。
事故は昨年6月10日に発生。ブランコはタイヤをロープ3本でつった仕組みで、女子児童は友人と乗っていた。ロープを固定するボルトが緩んでいたためうち1本が外れ、女子児童は約80センチの高さから落下し頭部を強打。脳挫傷などを負い意識障害も出たという。

(2010年11月17日 中日新聞)



▼バスケのゴール倒れ、小6が重傷 厚木・清水小 神奈川(毎日jp)


10日午後0時15分ごろ、厚木市妻田西3の市立清水小学校の校庭で、特別活動の授業中だった6年生男児(12)がバスケットゴール(高さ3・8メートル、重さ130キロ)のリングにぶら下がったところゴールが手前に倒れ、男児は左手親指を挟まれて複雑骨折の重傷を負った。
市教委によると、男児は他の児童に肩車をしてもらいリングにつかまった。直後に確認したところ、ゴール台座を固定する鉄製のくい(長さ約50センチ)3本がなくなっていた。先月の定期点検で異常はなかったという。故意に抜かれた可能性があるため、学校は厚木署に事故を届け出た。 市役所で会見した志佐校長は「危機管理に問題があった。(器具の正しい使用について)児童と教諭に徹底させたい」と述べた。

(2010年11月11日 毎日jp)



▼公園の遊具から転落、女児軽傷 静岡(産経ニュース)


8日午後1時ごろ、湖西市新居町新居の「新居文化公園」で、近くに住む小学6年生の女児が、遊具から転落し、頭を打って軽傷を負った。
湖西署によると、女児は一時意識不明となったが、病院に搬送する途中に意識を取り戻し、消防隊員の問いかけにこたえているという。 調べでは、女児は両手がふさがった状態で、滑り台付きジャングルジムの上にある高さ約3メートルのひさしに上ろうとして、何らかの理由で落下したという。女児は同級生と2人で、公園に遊びに来ていた。

(2010年11月9日 産経ニュース)



■日田市:危機管理を徹底へ 幹部職員集め緊急会議(毎日jp)


天瀬総合運動公園で発生した欠陥遊具(木製ロープウエー)による2女児負傷事故や、福祉保健部主幹によるセクハラ行為が発覚した問題で、日田市は25日、幹部職員を集めて臨時庁内連絡会を開いた。
佐藤陽一市長は、危機管理意識の希薄さや対応のまずさ、服務規律のゆるみなどの反省を求め、「市民の目線に立ち、対応マニュアル見直しを」と再発防止に向け厳しく訓示した。 冒頭、遊具事故について長尾善光・都市整備課長が「市民サービス公社の点検結果(C判定の使用不可)を把握していなかった。今年度予算で修理費を計上したが事故発生まで修理せず、放置した」と説明。課としての緊急対応マニュアルを作成する方針という。
長尾課長は18日の記者会見で「公社から点検結果の報告を受けたのは今年1月」と発表したが、実際には「昨年11月25日」。正式に同公園の委託管理者に指定されて間もない今年5月以降、「早急に修理するよう何回も都市整備課に要請した」(同公社の小野松晋一事務局長)ことも明らかになった。ただ、同公社も事故発生まで、使用禁止措置を取っていなかった。 佐藤市長は「指定管理施設も市の所有施設。民間任せにせず、各部・課でも施設やマニュアル点検を」と求めた。

(2010年10月26日 毎日jp)



■日田市遊具事故を受けて緊急会議(OBS イブニングニュース)


日田市の公園で、遊具で遊んでいた女の子2人がけがをした事故を受けて日田市は緊急会議を開き、再発防止策を図ることを確認しました。
会議には市の幹部職員24人が出席し事故の経緯などを報告した後施設をあらためて点検し再発防止策の徹底を確認しました。 この事故は今月17日、日田市天瀬町の公園で遊具のロープが切れて遊んでいた7歳の女の子ら2人がけがをしたものです。遊具は老朽化のため専門業者から去年の時点で使用できない状態と指摘されていましたが市は放置していました。 日田市内の公園では224基の遊具のうち40基を使用禁止にしています。一方、警察では業務上過失傷害の疑いの可能性もあるとして関係者から事情を聞くなど事故原因を調べています。

(2010年10月25日 OBS イブニングニュース)



▼日本平動物園の遊具 きょう再開(読売新聞)


静岡市立日本平動物園(静岡市駿河区池田)は、3歳の男児が足を骨折した事故を受け、9月22日から利用を中止していた「ローラースライダー」と呼ばれる遊具について、きょう23日に利用を再開すると発表した。
専門家が安全性を確認し、利用者へのマニュアルや遊具の改良などの対応策を取った。ローラースライダーはウレタン製のボードに乗って、全長390メートルのコースを滑り降りる。同園は運営面で問題があったと総括。監視職員の増員など改善策を講じた。

(2010年10月23日 読売新聞)



▼学童保育中、半年間に骨折93件…厚労省調査(読売新聞)


厚生労働省は22日、学童保育での事故を調べたところ、今年3月23日〜9月30日に全治1か月以上の事故が35都府県で計105件発生していたと発表した。
同省によると、105件のうち93件までが骨折だった。事故の原因としては、遊具からの転落が39件と最多で、球技中の転倒が25件、階段での転倒・転落が12件など。学年別では1年生50件、2年生29件、3年生19件など。死亡事故が1件あり、これは1年女児が学童保育に向かう途中で交通事故に遭った。階段の欄干から転落したケースとプールでおぼれたケースも1件ずつあり、いずれも意識不明となったが回復した。 一方、国民生活センターが、市区町村が把握する2008年度の同様事故を調べたところ、1万1034件に上った。具体例が分かったのは4804件で、このうち骨折は840件。今回の厚労省の調査は同センターの「国も把握すべきだ」との指摘を受けて初めて実施したが、把握できたのは氷山の一角とみられる。

(2010年10月22日 読売新聞)



■「危険」報告書確認怠り返却 遊具事故 日田市、昨年公社に(読売新聞)


日田市が昨年10月の点検で「使用すると危険」と指摘された公園の遊具を放置したため、女児2人がけがを負った事故で、市は公園の指定管理者から昨年11月に報告書を受け取っていたにもかかわらず、内容を確認せずに返却していたことがわかった。
市は事故を発表した18日には「報告を受けたのは今年1月」と説明したが、20日の読売新聞の取材に対し、「指定管理者とすりあわせた結果、事実関係が違っていた」と改めた。
事故は17日夕、同市天瀬町の天瀬総合運動公園で発生。約20メートルのワイヤに下がった滑車付きロープにつかまって遊ぶ「ロープウエー」に小学2年の女児(7)が乗ったところ、ワイヤが切れ、地面で頭を打つなどした。近くにいた妹(2)の頭にも部品が当たった。
市は18日午後、記者会見を開き、都市整備課の長尾善光課長らが事故について発表した。この中で、指定管理者の「市市民サービス公社」が昨年10月2日に点検し、ワイヤに摩耗とゆるみが見つかったが、今年1月まで報告がなかったと説明していた。 ところが、公社は読売新聞の取材に対し、「市には昨年11月25日、報告書と、修理に必要な予算要求書を提出した」と主張。 その後、市は「予算要求書だけを受け取り、報告書は点検結果を確認せずに1〜2週間後に返した。職員が『公社が所有した方がいい』と判断したため」と認め、「この事実は20日に分かった」とした。 今年1月に再度、公社から報告を受け、担当職員も「使用すると危険」と認識したが、「公園のトイレや井戸の修理の仕事が忙しく、遊具まで手が回らなかった」という。 長尾課長は「報告書を精査すべきだった。確認を怠っていたため、事故につながり、申し訳ない」としている。
一方、公社は「いずれ市が修理すると考えていた」としており、今年6、9月にも遊具を自主点検したが、安全策を取らなかった。小野松晋一常務理事は「早急に対策を講じるべきだった」と話している。
市はこのほか、21公園のブランコやシーソーなど29基についても昨年10月、「使用すると危険」と報告を受けながら、放置していた。市は18日夕、日田署に事故を報告。同署は業務上過失致傷の疑いで捜査を始め、実況見分を行った。

(2010年10月21日 読売新聞)



▼日田市 危険遊具を放置 女児落下事故で発覚(西日本新聞)


日田市は18日、市内の公園にあるブランコやシーソーなどの遊具29基について、専門業者から老朽化などで危険だとして「使用不可」と判定された後も1年間にわたり、遊べる状態で放置していたと発表した。
17日に、同市天瀬町の公園の木製ロープウエーでワイヤが切れ、遊んでいた熊本県の女児(7)が軽傷を負い、発覚した。長尾善光・市都市整備課長は「業務が多くて手が回らなかった」と弁解している。
市内には44カ所の公園に遊具214基があり、使用不可とされたのは1割強。市は18日、29基すべてを使用禁止にした。 市都市整備課によると、2009年度の公園の遊具点検を請け負った外郭団体「日田市市民サービス公社」(毛利鉄也理事長)が、昨年10月に専門業者による点検を実施したが、結果は同課に報告していなかった。 しかし、同課も今年1月ごろには、補正予算に遊具の補修費を盛り込むため、同公社から問題がある遊具について報告を受けていたが、使用禁止などの対策には気が回らなかったという。可決された補修費は本年度中に使う予定だった。 事故が起きたロープウエーは、昨年10月の点検で2カ所の足場をつなぐ金属製のワイヤが「摩耗している」などと診断されていた。事故はこのワイヤが切れて起き、遊んでいた女児が約1メートル下の地面に転落したという。

(2010年10月19日 西日本新聞)



▼小4女児が滑り台から転落、意識不明の重体(読売新聞)


14日午前10時20分頃、岡山県倉敷市水島西千鳥町、市立第五福田小(清水俊夫校長、児童約330人)のグラウンドで、滑り台(高さ約5メートル)で遊んでいた4年女児(9)が、約2・5メートル下の地面に転落。 同市内の病院に搬送されたが、頭などを強く打っており、意識不明の重体。水島署などが転落の状況を調べている。
同小などによると、滑り台は、タイヤを組んだハシゴで上ったり下りたりできる構造で、「タイヤ塔」と呼んでいる。女児は2時間目終了後の休み時間に、同級生ら数人と一緒に遊んでいたといい、タイヤをつたって下りる途中に手を滑らせたらしい。 同小では、滑り台は4年生以上に使用を認めているという。事故後、教諭が点検したが、不具合はなかった。

(2010年10月14日 読売新聞)



■長さ元日本一の滑り台 老朽化で撤去へ 佐用町(神戸新聞)


本一の長さで人気を集めた兵庫県佐用町のジャンボ滑り台「ビッグスライダー」が撤去されることが、同町への取材で分かった。
各自治体に1億円が交付された「ふるさと創生事業」で20年前に整備されたが、老朽化が進み、色の塗り替えやローラーのベアリング交換など今後、多額の維持費が見込まれることから、撤去を決めたという。同町は「まちの顔がなくなるのは寂しいが、将来の財政負担や安全性を考えた結果」としている。
滑り台は1990年4月、旧上月町がふるさと創生交付金を活用し、住民から寄せられたアイデアを基に建設された。 全長351メートル、高低差37メートルの鉄骨製で、直径3センチのローラーが約1万本使用され、ツインタワーやピラミッドなどを組み合わせた3コースが設定されている。設置当時、全長日本一が話題になり、連休には人口約6200人の町に、約8千人が訪れたこともあった。 利用は無料だが、遠方からの利用者がめっきり少なくなり、最近では近所の子どもたちが遊ぶ程度に。一方、補修などで今後、数千万円単位の費用が見込まれ、佐用町は本年度中の撤去を決めた。撤去後は、距離の短い滑り台を設置し、幼児用の遊具などを新しく整備する予定。 旧上月町で滑り台の設置に携わった佐用町の坪内頼男総務課長は「活性化のユニークな取り組みだったが、今後の町にとっては大きな負担になる。撤去はやむを得ない」としている。

(2010年10月9日 神戸新聞)



▼ターザンロープの滑車落下 40歳女性重傷 函館(北海道新聞)


函館市は5日、同市上湯川町の公園「市民の森」で9月20日、ロープにぶら下がって滑走する遊具「ターザンロープ」の滑車が落下し、遊んでいた青森県の女性(40)の足に当たり、左足首の骨を折る重傷を負ったと発表した。
遊具は支柱と支柱の間が約20メートルあり、ロープを付けた滑車が支柱間に張られたワイヤ上を滑る仕組み。同市によると、女性がロープにつかまって滑走していたところ、ワイヤが支柱から外れ、滑車が約2メートルの高さから落下し、女性の左足に当たったという。 市は、ワイヤと支柱を固定している留め具が緩んだのが原因とみている。市は事故後、この遊具と、別の公園の同型遊具を使用中止とし、被害者の女性と示談交渉を進めている。

(2010年10月6日 北海道新聞)



▼アスレチックで男性重傷の落下事故、ロープにいたずらの可能性も/相模原(神奈川新聞)


相模原市立相模原麻溝公園フィールドアスレチックで20日、遊具の丸太に固定されていたロープが外れ、男性(40)が約3メートル下に落下して重傷を負った事故で、ロープが外れやすいようにほどかれていた可能性があることが、22日までに相模原南署の調べで分かった。同署はいたずらの可能性もあるとして、原因を調べている。
同署などによると、ロープは本来、丸太に2重に巻き付けられた上に、鉄製のかすがいで位置が固定されていた。しかし、事故当時、ロープは丸太からほどかれて、かすがいだけで固定されていた疑いがあるという。ロープに切れた跡もなかった。 市みどりの協会は、毎日遊具を目視で確認していたが、異常は発見できなかった。8月16日に行った月1回の点検の際は、異常はなかったという。同協会は事故を受け、現在はアスレチックを閉鎖している。

(2010年9月23日 神奈川新聞)



▼日本平動物園の遊具事故:「初の事故」一転、05年も同様事例 静岡市が謝罪 /静岡(毎日jp)


静岡市駿河区の市立日本平動物園の遊具「ローラースライダー」(ローラー式滑り台)で3歳の男児が足を骨折した事故に絡み、市は22日、同様の事故が05年にも起きていたと発表した。ねんざも1件あったという。このため市は遊具の安全性を確認するため2週間をめどに使用を取りやめる方針を示した。
男児の事故は10日に起きたが、市は13日まで公表せず、遊具が00年にできて以来、初めての大きな事故だと説明。安全性に問題はないとして使用を続ける方針を示しており、市の安全管理に関する意識が問われる事態となった。 市の22日の説明によると、05年6月にけがをした市内の男児の親からメールで指摘を受けた。男児は当時3歳で、遊具を滑走した際、足を骨折し全治2カ月半と診断された。当時の担当職員からもこの事故があったことを確認できたという。 しかし、この事故についての報告書は園内で見つかっていないといい、市は「文書を作成していないのか、紛失したのかは調査中だ」と説明した。また、園内で管理している事故報告書を調べたところ、05年2月、当時2歳の女児がこの遊具でねんざしていたことが判明したという。

(2010年9月23日 毎日jp)



▼アスレチックのロープ外れ落下、男性が重傷/相模原市立公園(神奈川新聞)


20日午前10時20分ごろ、相模原市南区麻溝台の市立相模原麻溝公園フィールドアスレチックで、大和市の男性会社員(40)が、ロープを使って壁伝いに地上に下りようした際、固定していたロープが外れ、3メートル下に落下した。男性は両手首と腰の骨を折る全治3カ月の重傷を負った。
公園を管理する市みどりの協会によると、遊具は「山のぼり」と呼ばれるもので、丸太を組み上げた壁をロープで上ったり下りたりして楽しむもの。ロープは三つの鉄製のかすがいで丸太に固定していたが、事故後に同協会の職員が確認したところ、すべて外れていた。同協会は、開園前に毎日遊具を確認しているが、同日には「異常は見あたらなかった」という。事故を受け、同協会は同日午後1時にアスレチックを閉鎖してほかの遊具も点検。21日以降、設置した市内の業者の点検のもと、安全が確認されるまで閉鎖を続ける。

(2010年9月20日 神奈川新聞)



■メルマガで子ども事故減らせ=消費者庁が携帯サイト開設(時事ドットコム)


誤飲による窒息や遊具からの転落など子どもが被害に遭いやすい事故を減らそうと、消費者庁は年齢別の注意すべき事項や安全チェックリストをまとめた携帯サイトを開設した。事故予防に関する豆知識を、携帯電話に配信するメールマガジンも発行。8日午後から登録を受け付ける。
同庁の調査では、子育て中の母親はパソコンを開く時間や余裕がないことが多く、よく見られる携帯サイトで注意を呼び掛けることにした。 メールマガジンは「たばこを誤飲した事故の際、水や牛乳を飲ませるとより重い症状になる」など事故予防の豆知識を週1回配信。子どもの年齢や月齢別のリンクを張り、利用者が自分の子どもに合った情報を調べられるよう配慮した。 今後は、全国で起きた子どもの事故や子どもに関係ある製品のリコール情報など内容を充実させる方針。
同庁は登録者数3万人を目標にしており、保健所や保育所などで登録を呼び掛けられるよう関係省庁と協議している。サイトのアドレスは http://www.caa.go.jp/m

(2010年9月8日 時事ドットコム)



▼公園の落下樹木で男性けが「管理怠った」と三セク提訴(北海道新聞)


旭川市内の常磐公園で折れた樹木が落下して頭にけがをしたのは、公園を管理する同市の第三セクター「旭川市公園緑化協会」が管理を怠ったのが原因だとして、市内の無職の男性(63)が30日までに、協会に対し、約2350万円の損害賠償を求めて旭川地裁に提訴した。
訴えによると、男性は2008年9月、市内中心部の常磐公園の歩行者用通路を歩いていたところ、頭上から樹木が落下し頭を直撃、さらに転倒し地面にも頭を打ち、頸椎(けいつい)ねんざや心的外傷後ストレス障害などを負ったという。 原告側は「半ば腐った樹木を放置したため事故に至った」と主張している。 同協会は「不法行為がないことを法廷で明らかにしたい」としている。

(2010年8月31日 北海道新聞)



▼国東の園児転落事故:市が和解方針 /大分(毎日jp)


国東市国東町の市立幼稚園で08年5月、女子園児(当時4歳)がジャングルジムから転落、左の腎臓を摘出する大けがを負った事故で、市は760万円余りの損害賠償金を支払うことで和解する方針を固めた。9月6日に開会する市議会に和解議案を提出する。
市は責任を認めて昨年9月、女児側に治療費や慰謝料などとして、いったん691万円を支払う方針を決めた。だが、和解交渉がまとまらず、女児側が875万円の損害賠償を求めて大分地裁杵築支部に提訴していた。今回の和解が成立すれば、市は支払い済みの治療費などを除く450万円を支払う。

(2010年8月31日 毎日jp)



▼大村市:公園で骨折、女児保護者に14万円賠償 /長崎(毎日jp)


大村市は25日、市内の公園のブランコでけがをした小学1年女児(6)の保護者に慰謝料など損害賠償金約14万円を支払ったことを明らかにした。
市によると、女児は6月21日午後6時50分ごろ、同市の竹松本町公園のブランコで遊んでいたが、老朽化したブランコの座板が落下。女児は右足を骨折した。市は、事故をきっかけに市内62カ所の公園の遊具を再点検した。

(2010年8月26日 毎日jp)



▼公園つり橋から男児転落けが、丸太結ぶ金具欠落(読売新聞)


東京・多摩市立公園で昨年9月、遊具のつり橋から、稲城市在住の男児(当時7歳)が転落し、頭に軽いけがをしていたことが24日、多摩市への取材でわかった。
市が過失を認めて治療費など5万円余りを支払うとする和解契約がすでに成立している。 市みどりと環境課によると、男児は昨年9月9日午後2時頃、同市連光寺5の市立大谷戸公園にある丸太製のつり橋から地面に転落し、頭を打った。最も高いところは約1メートル80ある。丸太を結ぶチェーンの連結部分の金具1個がなくなっていたため、丸太同士の間隔が広がり、男児はすき間から落ちた。 同課は、再発防止策として、丸太が動かないように角材で固定した。業者が月1回、市立公園の遊具を目視で点検しているが、金具の欠落はわからなかった。

(2010年8月25日 読売新聞)



▼遊具と接触してひじにひび、県立地球市民かながわプラザで女児がけがする事故/神奈川(神奈川新聞社)


県主導の第3セクター「かながわ国際交流財団」は23日、同財団が管理運営する県立地球市民かながわプラザ(横浜市栄区)で、女児のひじの骨にひびが入る事故が起きたと発表した。
財団によると、事故が起きたのは22日午後2時ごろ。同プラザ5階で、エアクッション型体感遊具の順番待ちをしていた女児(4)が、同遊具に近接して置かれているイスの上に立ったところ、揺れ動いた遊具と接触してイスから転倒、落下。右ひじの骨にひびが入ったという。 同財団は、遊具が動いたときに客の体と接触しないよう、イスの位置を移動させるなどの対応をとったという。

(2010年8月23日 神奈川新聞社)



■危険学 ヒヤリから回避の知恵養う(SankeiBiz)


子供の成長は危険と隣り合わせ。公園からジャングルジムなど危険とされる遊具が撤去される一方で、危険の封じ込めを懸念する声が広がっている。専門家は「危険を排除した社会からは万一に対処する知恵は学べない。子供のころ豊かに遊んだ経験は社会の財産」と訴える。危険を可視化することで、想定される危険を子供でも回避できるようになるという。

≪排除の姿勢に疑問≫

危険か否かを判断できる感覚は、周囲の大人をヒヤヒヤさせる経験の積み重ねによって養ってきた。エッセイストの吉永みち子さんは昨今の公園の砂場にショックを受けている。砂場の内と外を線引きするかのように、周囲を柵(さく)によって囲まれ始めているからだ。
「昔なら砂場で子供がけがをしても、囲いをしようという発想にはならなかった。ところが、今は『危険だ』『不潔だ』と声を上げて徹底的に排除する。安全性が担保された中では危険を察知する能力は育たない。心と体の耐性を失った現代っ子は自ら危険の中に入ろうとせず、危険があることを面白く感じる感性すらなくなってしまう」と憂(うれ)える。
暮らしの周辺に存在するさまざまな危険について、「ないもの」とフタをしてしまう風潮に疑問を投げかけるのは工学院大教授で、「危険学プロジェクト」代表の畑村(はたむら)洋太郎さんだ。 失敗からさまざまな教訓を学ぶ「失敗学」の第一人者でもある畑村教授は「事故が起こるたびに責任を追及する姿勢からは防止策は生まれない。どこにどんな危険があって、どういう特性を持っているかを知ることで、策を講じることができる。ありとあらゆる危険を排除していけば、遊び場はつまらないものになってしまう」と警鐘を鳴らす。

≪子供に「基準」を≫

国土交通省が3年ごとに行っている「都市公園における遊具の安全管理に関する調査」によると、平成19年度の1年間に修理・撤去などの安全確保が必要とされたのは全遊具の9・5%、約4万2千基。設置数の減少が際だつ遊具は、回転塔(31・7%減)、ゆりかご(箱)型ブランコ(25・6%減)、ジャングルジム(12・2%減)で、行政によって「危険」と判断されるや、撤去という措置が進められてきたことをうかがわせるデータだ。
しかし、遊ぶ楽しさはスリルや危険を肌で感じながら体感できる。畑村教授は「あぶない! きけん!」と題した危険学のイロハを紹介した教材を作り、全国の保育園などに配布。日常的な行動に潜む危険に気付き、事故が発生するメカニズムを未就学の子供たちにも分かるように解説してきた。
「大人から与えられた基準に従うだけでは同じ失敗が繰り返されるだけ。子供たちが自分の中に基準を持つことによって危険への対処ができるようになる。それこそが最高の安全教育」と畑村教授は強調する。

【用語解説】危険学

日常的な行動の中にどんな潜在的な危険があるかを研究し、危険に関する知識を社会全体の共有財産にしようとする学問。畑村教授がそれまで提唱してきた「失敗学」を発展させた。

(2010年8月3日 SankeiBiz)



▼鉄製遊具折れ 男児がけが 西宮(産経ニュース)


1日午後3時ごろ、西宮市一里山町の武庫川河川敷公園で、尼崎市の小学6年の男児(12)が鉄製の遊具にぶら下がって遊んでいたところ、遊具の支柱が折れた。男児は地面に落ち、頭に軽傷を負った。
西宮署によると、折れたのは鉄製の支柱(高さ約3メートル)から、らせん階段のように張り出した10本の鉄棒にぶら下がって遊ぶ遊具。支柱は高さ1・6メートル地点で太さが違う2本が溶接されており、2本が完全に分離していた。男児と一緒に遊んでいた友人2人にけがはなかった。遊具は老朽化しており、同署は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、公園を管理している市から遊具が折れた原因などを調べている。

(2010年8月2日 産経ニュース)



■遊具に注意シール「安全に遊んで」 松本市が公園や学校に設置(中日新聞)


松本市は、公園や学校の遊具の事故を防ぐため、利用上の注意事項を書いた看板を設置、遊具に禁止行為を定めたシールの張り付けを進めている。すでに市内の公園128カ所で終え、8月をめどに市内410施設、計2164基の遊具で完了させる予定だ。
同市では、遊具を使う児童らが事故に遭うケースが後を絶たない。昨年5月には、沢村公園で遊具から転落した市内の女児=当時小学6年=が右足を骨折し、後遺障害を負う事故が発生。同年12月には、二美西公園で小学3年男児がおもちゃのエアガンを遊具に絡ませて窒息、死亡している。
いずれの事故も、老朽化など遊具自体の安全性に問題はなかったという。市は公園の入り口などに注意を喚起する看板を設置し、それぞれの遊具ごとに禁止行為を分かりやすく書いたシールを張って、事故を防ぎたい考えだ。
看板は縦60センチ、横45センチ。「3歳から6歳の幼児には大人が必ず付き添ってください」のメッセージと、「マフラーなどひっかかりやすいものはとる」「とびおりない」などの注意事項を明記。遊具の注意シールには、すべり台やシーソーなど遊具の種類に応じた禁止事項が書かれている。 市公園緑地課の百瀬宗課長は「子どもが遊具を使うこと自体をとめるわけにはいかない。看板やシールをしっかり読み、安全に遊んでほしい」と話した。

(2010年7月29日 中日新聞)



■遊具に安全上注意のシール 松本(信濃毎日新聞)


松本市は、公園や小中学校など市内の公的施設が備える遊具を安全に使ってほしいと、遊ぶ際に注意を促す看板を立て、対象年齢を記したシールを遊具に張っている。既に128カ所の都市公園で整備を終えた。対象遊具は幼稚園、保育園、市営住宅など計410カ所あり、8月末をめどにすべてで対応したいという。

(2010年7月23日 信濃毎日新聞)



▼学童保育:大けが21人−−3〜6月・厚労省調査(毎日新聞)


日中に保護者が家庭にいない小学生が過ごす放課後児童クラブ(学童保育)で、今年3月16日から6月14日にかけ、14県で21人(男児18人、女児3人)が全治1カ月以上の大けがをしていたことが分かった。低学年の男児が多く、遊具を使っている際のけがが半数近かった。学童保育での事故の実態を厚生労働省はこれまで把握しておらず、今後詳細を分析する。 同省が3月下旬、自治体に報告を求めていた。
内訳は▽1年生12人▽2年生5人▽3年生3人▽4年生1人。骨折が19人でほとんどを占める。けがの状況は▽遊具のけが10人▽玄関などでの転倒6人▽車との接触事故2人−−など。

(2010年7月22日 毎日新聞)





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